2007年の東京芸大修士課程修了展に出品されていた作品「ト或る場所」は、まさしく網膜に喜びを
注入してくれる大作であった。 芸大美術館の同じフロアーには、松井冬子の博士課程修了作品が
ドスンとオーラを放っていたが、松岡歩の作品も同様に強い存在感を示し、見入るほどに、網膜が
ぐんぐん刺激され開いてきた。人間の眼とは、どうしてこのような色彩のわずかな差異と、絶妙な温
度差を捉えることができるのであろうかと、彼の画面と対峙すると、眼が持つ脅威的な感受能力に
感謝したくなる。
プロフィール
1978年 神奈川県生まれ。現在、東京芸大博士課程美術専攻日本画学科2年在籍中
個展
2007年 「レスポワール展」銀座スルガ台画廊 (東京・駿河台)
2007年 新星堂(東京・青山)
グループ展
2007年 春の院展(初入選)
2007年 院展(初入選)
2007年 「といろ展」アートスペース羅針盤(東京・京橋)
2008年 春の院展
2008年 シブヤ西武開店40周年記念「薔薇の饗宴」シブヤ西武
2008年 新樹会 日本橋三越本店
2008年 有芽の会 池袋西武
賞歴
2005年 卒業制作 サロン・ド・プランタン賞、台東区長賞
2005年 平山郁夫奨学金賞
2005年 新生展 新生賞
2006年 第12回 松伯美術館花鳥画展大賞
2007年 修了模写(国宝源氏物語絵巻)大学買い上げ